PRA   (進行性網膜委縮症)

PRAは、例え両親犬に発症が見られなくても遺伝子を持っているキャリア同士であれば
PRAを発症してしまうアェクティッドが生まれる可能性があります。
愛犬の目の健康を願うなら
遺伝子検査の結果に基づきPRAにならない掛け合わせで誕生した仔犬をお選びください。




PRA(進行性網膜委縮症)とは・・・

眼の網膜の遺伝性疾患のことで
目の角膜が委縮してしまうために目が見えなくなるものです。

PRAを抱えている犬種は80種といわれていますが
特にトイプードルは重度の部類に入るそうです。


初期は夜盲症(暗くなると眼が見えない)から始まり
進行してゆくと、明るいところでも見えなくなり
最後には失明してしまう大変恐ろしい遺伝性の病気です。

PRAは眼科専門医でも発症前に病気を見つけるは不可能で
DNA遺伝子レベルでの検査でしか結果を知ることが出来ません。
また、進行性の病気なので一度発症すると止める事ができず
今の医学では予防法も、治療法もありません。


つい最近まで検査機関は海外にしかなく
PRAを発病してしてしまうのは仕方ないとされていましたが
日本国内でもやっと検査をしてくれる遺伝子ネットワークが出来ました。

日本では まだまだ知られていない遺伝病ですが
少しづつ知識を持ったブリーダーや愛犬家が増えはじめています。
狂犬病と同じように
近い将来、日本からPRAで苦しむワンちゃんがいなくなる事を願っています。


プチアンは愛犬たちのPRA結果などを資料として提出しPRA撲滅に向けて協力しています。
日本畜犬遺伝性疾患協会ブリーダー会員 / IDIDA JAPA 




  Normal/Clear:ノーマル/クリア PRAには冒されておらず
発症遺伝子は持っていません

  Carrier:キャリア PRAは発症しませんが遺伝子を持っています

  Affected:アフェクティッド
 PRAを発症


           



プチアンでご紹介しているBABYちゃんは
将来PRAを発症することはありませんので安心してお迎えください。


…PRA遺伝子結果報告書…
PRAが発症しない掛け合わせでブリーディングいます








    パテラ  (膝蓋骨脱臼)



プードルの身体的な問題としてパテラ(膝蓋骨脱臼)があります。

パテラとはプードルの特徴の一つで お膝がゆるいことです。
これはPRAのような病的な遺伝的疾患というよりは
トイ・プードルという犬種すべてが持っている体質の一つとお考えください。

特に骨格の細い小ぶりな仔やティーカップサイズの仔は
高い確率でお膝が緩いと思っていて下さい。
(パテラはチワワやマルチーズなど多種の小型犬に多くみられるものです)


また、お譲りした時に脱臼を起さないお膝をしていても その後の運動量やジャンプ
成長の過程などによって症状が出てしまう事も多々ありますので
日頃からお膝に負担をかけないように心がけて頂きたいと思います。
(軟骨強化に効果のあるグルコサミン入りのサプリメントや、おやつの摂取をオススメします♪)


パテラはプードルをお迎えする前の 一つの基礎知識としてお伝えさせていただきましたが
軽度の脱臼はプードルに限らず 多くの小型犬が持っているものです。
そして、ほとんどのワンちゃんが普通に生活をし 
毎日、楽しく遊んでいますのであまり恐がらないで下さい。
プードルを飼う上で頭の片隅に置いといて頂きたい知識として書かせていただきました♪



尚、パテラは症状により下記のような4段階のグレードになりますのでご参考にしてみて下さい。


・グレード1   
膝蓋骨は正常(仔犬の場合は筋肉と軟骨の強化と共に良くなるケースあり)  
         
手で押すと脱臼しますが、離すと正常に戻ります。
          痛みが殆ど無く、犬が自分で後ろ足を伸ばして脱臼を治してしまうため
          飼い主も気付かないという軽いもの


・グレード2   
膝蓋骨はほぼ正常(仔犬の場合は筋肉と軟骨の強化と共に良くなるケースあり) 
          
人の手で押すか、あるいは犬自身が膝関節を曲げる際に自然に脱臼 します。
          ほとんどの犬は自分で後ろ足を伸ばして脱臼を治してしまうので
          飼い主は気付かないケースが多いです。


・グレード3   習慣的に脱臼を起こすが獣医の処置で簡単に元に戻るもの。
          ただし、すぐに再脱臼してしまいます。


・グレード4   膝蓋骨は常に脱臼した状態で
          関節を伸ばしても手で整復することはできません。
         外科的処置が必要になります







     レッグペルテス


大腿骨頭壊死症とは、レッグペルテス病とも呼ばれ
ワンちゃんの後肢にある大腿骨頭(ふとももの骨と骨盤とを連結している部分)への
血液の供給量が不足し骨頭が壊死することによって起こります。
主な症状として跛行や股関節周囲の過敏症などが見られ
治療が遅れると、歩行異常などの後遺症が残ってしまいます。

1 歳以下の成長期にある小型犬で発症が多くみられます。


【原因】
遺伝との関係もあると言われていますが発症のはっきりとした原因は不明です。
大腿骨頭(ふとももの骨と骨盤とを連結している部分)への血管が何らかの原因で損傷を受け
血液の供給量が不足して骨頭が壊死することによって起こるといわれています。


【症状】
痛みのために地面に患肢を最小限しか着けないような歩き方をしたり
足をあげたままの状態になります。


【治療】
ワンちゃんの月齢や症状、股関節の状態、飼い主の希望などによっても治療法は異なりますが
一般的には、内科的治療(保存的)と外科的治療があります。


●内科的治療
症状が軽度の場合は鎮痛剤やレーザー療法などによる痛みの管理や、運動制限などを行いますが
進行性の病気のため、内科的治療を行っても症状の改善がみられない場合が多く
その場合外科治療を行います。


●外科的治療
外科手術では、一般的には壊死した大腿骨頭を切除します。
手術後には長期のリハビリを行います


【予防】
発症の原因がはっきりわかっていないため、予防は難しい病気です。
ワンちゃんに大腿骨頭壊死症が疑われるような症状が見られた場合は
早めにかかりつけの動物病院に行きましょう。
特に、 1 歳以下の小型犬は注意が必要です。




   その他  かかりやすい病気


外耳炎・・・・耳がたれている為 通気性が悪く細菌が繁殖してしまう 

涙やけ・・・・プードルは他の犬種に比べて目の発達が遅く 
     流涙症などは目の発育途中で起こると考えられています。
     なので目の成長が完了する2歳前後には治るケースも多々あります。

歯肉炎・・・・プードルは歯間が狭い為 
    おやつや食事の食べカスが歯に付いたままにすると  
     それが石炭化し歯石になってしまいます

多重歯・・・・乳歯が抜けないまま永久歯が生えてしまいます


白内障 ・ てんかん ・ 停留睾丸 ・ 子宮蓄膿症など



生体という特徴上、今は健康であっても体調を崩すこともあるかもしれません。
お迎え後は 家族の一員という気持ちを持ってお育てください。







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